寒中見舞いのハガキを友人に送るとき、どのような文面にするか迷ったことはありませんか?
挨拶文はどれも、硬苦しい感じの文章ばかり、はっきり言って意味もよくわからない!
親しい友人に送る場合は、堅苦しい言葉や伝統的な表現ではなく、もっと自分らしい言葉で気持ちを伝えたいと思うでしょう。
この記事では、そんな友人への堅苦しくない寒中見舞いの文例をいくつかご紹介します。
寒中見舞いとは?
本来は寒さが厳しい時期のお見舞い状
寒中見舞いは本来、暑中見舞いと同様に、寒さが厳しい時期に相手の方の健康や暮らしを気遣うための挨拶状です。
年間で最も冷え込む時期、小寒(1月6日頃)から立春(2月4日頃)の前の日までに送るのが一般的とされています。
年賀状を出せなかった方への挨拶状
- 寒さが厳しい時期のご挨拶
- 自分が喪中と知らずに年賀状を頂いたときの返事
- 喪中の方への年始のご挨拶
- 年賀状の返事を松の内までに出せなかったときのご挨拶
- 頂いた寒中見舞いへの返事
旅行や帰省で、お正月休暇を自宅以外で過ごす方も多いでしょう。
自宅に戻ってから、届いた年賀状を見て、返礼に困まってしまた経験がある方も多いのではないでしょうか。
年賀状は一般的には、松の内(1月7日)までに出すものとされています。
もし、松の内(1月7日)に間に合わないようでしたら、寒中見舞いを利用しましょう。
寒中見舞い構成
①季節の挨拶
「寒中お見舞い申し上げます」
もっとも一般的な挨拶文。
②相手を気遣う文
「寒さ厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか」
「この度はご丁寧に新年のご挨拶を頂戴いたしましてありがとうございました
喪中のため新年のご挨拶を遠慮させていただきました
連絡が行き届かず申し訳ございませんでした」
相手を気遣う文。
また、年賀状を出すのが遅れた場合や喪中だった場合は、一言お詫びを入れた方がよいでしょう。
➂自分の近況報告
「おかげさまで私どもは皆元気に過ごしております」
自分の近況報告などの文。
④相手の体調を気遣う文
「厳寒の折、風邪などお召しになられませんようご自愛ください」
「今年もよろしくお願い申し上げます」
相手を気遣う文でしめくくります。
⑤年月
令和〇〇年〇月
①-⑤まで全部入れないといけないの?
友人宛てなら、堅苦しくなるのですべてを入れる必要はありません。
出す相手との関係性やその時の事情を考慮し、必要だと感じるポイントを選んで書き加えることが大切なんですよ。
寒中見舞い堅苦しく感じる文例
友達には、堅苦しくなく、親しみやすい文章で送りたいですよね。
しかし、どのような言葉が堅苦しいと感じられるか考えたことはありますか?
ここでは、友人に対するには堅苦しく感じる言葉の例を挙げてみました。
- 寒中お伺い申し上げます
-
寒さが厳しい折、目上の方に出す手紙等の冒頭に使う時候の挨拶文
- 皆様ご健勝にてお過ごしとのご様子で なによりとお喜び申し上げます
-
「ご健勝」相手が元気で健康にすぐれていることを祈る言葉
- 今後ともご交誼を賜りますよう宜しくお願い申し上げます
-
「ご交誼」心から親しいお付き合いのことを意味する言葉
- 厳寒のみぎり、体調をおくずしにならないよう祈っております
-
「厳寒のみぎり」寒さがいよいよ厳しくなってきた時期を表す言葉
堅苦しくない友人への寒中見舞いの文例
季節の挨拶として
寒中お見舞申し上げます
厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか
私のほうは家族みな元気に過ごしています
まだまだ寒さが続きますので、どうぞご自愛ください
寒中お見舞い申し上げます
寒い日が続きわが家はみんな寒がりなので、温かくなる日を待ちわびています
また暖かくなったら、一緒に出掛けたいですね
まだまだ寒い日が続きますが、体に気を付けてお過ごし下さい
年賀状のお礼として
寒中お見舞い申し上げます
新年のご挨拶を頂きながらもご挨拶が遅れ、申し訳ございません
心温まるお年賀を楽しく拝見いたしました
寒さもこれから本番となりますが、どうかお元気でお過ごしください
寒中お見舞い申し上げます
素敵な年賀状を頂きありがとうございます
ご挨拶が遅れ、大変失礼致しました
ますます寒い日が続きますが、お互い体調には気を付けましょう
本年もよろしくお願い致します
喪中と知らず年賀状を頂いた場合のお礼として
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年賀状を頂きありがとうございました
昨年〇月に〇〇が亡くなり、新年のご挨拶を控えさせていただきました
本来であれば欠礼のお知らせを差し上げるべきところ、行き届かず大変失礼いたしました
寒い日が続きますが風邪など召されませぬようお気を付けください
まとめ
寒中見舞いは、寒い季節に心温まる挨拶として活用できるほか、年賀状を頂いた時の、遅れてしまった年賀状へのお返しとしても適しています。
挨拶状は、堅苦しい文面でも問題ありませんが、友人関係であれば、突然堅苦しくなったり難しい言葉を使うのは避けたいものです。
相手に気持ちが伝わるよう、言葉選びに配慮してメッセージを加えましょう。
寒中見舞いは、堅苦しい文面は避け、親しみを感じる言葉で書き記すのがよいでしょう。