米寿とは、88歳を迎える方の祝いのことです。
八、十、八 を組み合わせると「米」の字になることから、「米寿」と呼ばれるようになったと言われています。
家族としては長寿をみんなで一緒にお祝いをしたいと思う人も多いでしょう。
しかし、実は「米寿のお祝いはしない方がいい」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
なぜそう言われるのか、その背景にはどんな理由があるのか。
この記事では、米寿のお祝いにまつわる疑問や迷信、そして実際のお祝いの方法や相場について詳しく解説していきます。
米寿のお祝いは良くない?しない方がよいと言われる4つの理由
米寿を祝わない方がよいと言われる理由として、以下の4つが挙げられます。
- 理由1:お祝すると早死にすると言われているから
- 理由2:お祝い後に気が抜けてしまうことがあるから
- 理由3:昔からよくそう聞くから
- 理由4:健康状態への考慮
これらの理由は、一部が迷信に基づくものもありますが、文化や伝統、健康状態などの様々な背景が影響しています。
理由1:お祝すると早死にすると言われているから
一部の地域では、「米寿を祝うとその後の早死にする」という迷信が存在します。
2022年に公表された日本人の平均寿命は、男性が81.47歳、女性が87.57歳となっています。
お祝いしたあと、たまたま亡くなってしまうことがあってもおかしくはありません。
そんなことが、重なり縁起が良くないという迷信になってしまったのではないかと考えられています。
88歳は男女ともすでに平均寿命を超えていますので、亡くなる方が周りにいても不思議ではないですよね。
理由2:お祝い後に気が抜けてしまうことがあるから
お祝いをすることで、一つの区切りや達成感を感じてしまうことがあると言われています。
その後の生活に対するモチベーションが下がってしまうと考えられ、この「気が抜ける」現象を避けるために、お祝いを控えるという意見もあります。
これも、お祝いの後に亡くなる方がいたために、伝えられている迷信だと言えます。
理由3:昔からよくそう聞くから
昔からの言い伝えとして、「米寿のお祝いはしない方がよい」という意見が伝わってきた場合があります。
具体的な理由がなくても、人々がこの言い伝えを尊重してお祝いを避けることがあります。
お祝いされる方の意見を尊重しましょう。
理由4:健康状態への考慮
88歳という年齢では、体力や健康状態が低下していることが考えられます。
大々的なお祝いは本人にとって負担となる可能性があるため、その人の健康状態を考慮してお祝いを控えるという意見もあります。
お祝いをする場合は、体調面を考慮しましょう。
米寿の祝い方
米寿のお祝いは、本来は「数え年」で88歳になる年に行われてきましたが、最近では「満年齢」で88歳を迎える年に米寿のお祝いをするのが多いようです。
本人の体調を考慮し、家族や親しい人たちと、落ち着いた場所でのんびりとお祝いするのがベストではないでしょうか。
お料理やケーキを用意して、思い出の写真やビデオを見ながら、楽しい時間を過ごすのもいいですよね。
昔から言われているからと、お祝いをしたくない人もいるかもしれません。
お祝いされる方の意見を聞いて祝うかどうか決めましょう。
「数え年」って何?
数え年は、日本の古い年齢の数え方のことだよ。これは、生まれたときから「1歳」として数え始める方法なんだ。
例えば、誕生日がまだ来ていないのに、新しい年が始まったら、もう1歳プラスされるんだ。
だから、実際の年齢よりも1歳、または2歳多くなることがあるんだよ。
具体的な例を考えてみよう! 例えば、数え年なら12月に生まれた赤ちゃんは、生まれたときから「1歳」として数えられるんだ。
そして、次の1月に新しい年が始まると、「2歳」として数えられることになるんだ。
でも、実際にはまだ1ヶ月しかたっていないよね。
このように、数え年は生まれたときから数え始める特別な年齢の数え方なんだよ。
でも、今はほとんどの場面で「満年齢」が使われることが多いよ。
米寿のお祝い金額の相場
お祝い金の相場は、贈る相手の関係性により異なりますが、一般的に1万円〜3万円程度と言われています。
当たり前ですが、お祝いは、金額よりも気持ちが大切ですよね。
贈られる方の生活や好みにあった素敵なプレゼントを選びましょう。
米寿のお祝いのプレゼントは何がおすすめ
高齢の方への贈り物には、実用的なものが喜ばれます。
例えば、お気に入りのスイーツ、温かいストールや手袋など。
また、手作りのアルバムや家族の写真をまとめたものも、喜んで頂ける素敵なプレゼントになるでしょう。
米寿のテーマカラーは、黄色や金色、金茶色です。
米は収穫の際には黄金色に輝く穂先を持つことから、黄色や金色、金茶色が米寿のイメージカラーとして考えられるようになりました。
テーマーカラーを意識したプレゼントも素敵ですよね。
米寿一般的にタブーとされている贈り物とは
贈り物を選ぶ際は、縁起の悪いものや、老いを感じさせるようなものは避けましょう。
- 〇くし(櫛)
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言葉の響きから「苦」「死」を連想させ、櫛の歯が欠けることが不吉と言われることから、長寿祝いには不向きとされています。
- 〇お茶
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香典返しや弔辞に使われることが多いことから、縁起が悪いとされています。
- 〇ハンカチ
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別れを連想させるため避けたほうが無難です。
米寿おすすめプレゼント
男女問わず喜んで頂ける、おすすめのプレゼントを厳選してご紹介します。
見た目も味も特別な、長寿を祝う気持ちを込めて贈るどら焼き
甘いもの好きのおじんちゃん&おばあちゃんにピッタリの贈り物、特製のどら焼き。
このどら焼きには「祝米寿」と、祝われる方の名前が刻印されています。
厳選された国内産の小麦を使用し、 熟練の職人が丁寧に焼き上げた逸品です。
どら焼きは個別にパッケージされ、おしゃれなギフトボックスに入れられます。
包み込む温かさの日本製ネックウォーマー
お休み時首元がどうしてもスースーして寒いです。
そこでこの専門の寝間着店からの首元を暖めるネックウォーマーをおすすめします。
シンプルでおしゃれなデザインですので、就寝時、室内で、お出かけ等どんなシーンでも重宝して頂けます。
差し込むだけで簡単に首に巻くことができますので、シニアの方にも使っていただきやすいです。
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華やかなバルーンギフト
お花も華やかでいいですが、シニアにはこのほか重く後のお世話で負担をかけてしまいます。
その点バルーンギフトであれば、軽く後の片付けも簡単です。
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Q&A
- 米寿祝いに熨斗(のし)は必要?
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日本ではお祝い事には、熨斗をつけて贈るのが一般的です。
熨斗は、お祝いの気持ちを形にしたものとして、心遣いや敬意を示す役割があります。
家族や非常に親しい関係の場合、熨斗をつけないことも多いです。
しかし、熨斗をつける方がいいでしょう。 - 米寿祝いはどんな熨斗(のし)は何を選べばいいの?
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水引:紅白や金銀の蝶結び
表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝八十八歳」「米寿御祝」など
まとめ
米寿は、88歳の節目のお祝いです。
しかし、一部にはお祝いを控えるべきだという意見も存在します。
これは古くからの伝え聞きや迷信に基づくもので、特に確固たる理由はありません。
ご本人の気持ちや健康状態を考慮して、家族みんなで集まってお祝いすれば素敵な思い出になるでしょう。